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Carbon neutralカーボンニュートラル宣言

アルテミラグループは、
2050年までにカーボンニュートラル実現を目指します

アルテミラグループは、設備効率化や再生可能エネルギー(再エネ)の利用、グループ内シナジーの最大化を通じ、
2050年までにScope1・2におけるGHG排出量の実質ゼロを目指します。
また、グループ一体となり、軽量化やリサイクル率向上などへの取り組みを推進し、
Scope3におけるGHG排出量の最小化を目指します。

Scope1:事業者自らの燃料の燃焼や工業プロセスに伴う排出(直接排出)
Scope2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う排出(間接排出)
Scope3:事業者の活動に関連する原料調達、物流、廃棄などに伴う排出(Scope1・2以外の間接排出)
GHG :Green House Gas(温室効果ガス)

GHG排出削減目標 カーボンニュートラル実現に向けて

設備効率化・燃料転換

均質化炉*の更新(並びに燃料転換)によるGHG排出量削減

鋳造工程では以下の対応を実施し、GHG排出量の大幅削減を実現しました。

  • 均質炉の更新による断熱性・炉内の熱循環効率の向上
  • 灯油から都市ガスへの燃料転換

*均質化炉とは、アルミニウムを鋳造する際の不均一な金属組織を加熱処理し、改質するための設備です

MAアルミニウム「均質化炉」

設備効率化・廃熱回収

廃熱回収装置導入による省エネ化

アルミ材を洗浄する洗浄機には、アルミ表面の洗浄液を乾燥させるための乾燥槽があります。この設備に「廃熱回収装置」を設置することで、乾燥槽から排出される熱の再利用が可能となり、省エネ化を実現しています。

廃熱回収概要図 上記③にて排出される熱は、「廃熱回収装置」にて①の外気を温める事で熱再利用が可能

設備効率化・エネルギーロス削減

塗料の乾燥プロセスにおける省エネルギー化

アルミ缶は製缶時に内面塗料の乾燥を行います。乾燥工程にはガス燃焼による熱を使用していますが、エネルギーロスの最小化・GHG排出量抑制の為、以下の対応を実施しました。

  • 乾燥工程に使用するオーブンの搬送用ネットを熱が伝わりにくい樹脂製へ変更
  • 同オーブンの側壁に放熱低減効果のある遮熱塗装を実施
アルテミラ製缶「インサイドベークオーブンの搬送用樹脂ネット(白色箇所)」
アルテミラ製缶「インサイドベークオーブン側壁(遮熱処理)」

再生可能エネルギーの利用

オンサイトPPAの導入

再生可能エネルギー(再エネ)導入に向けては、現在当グループの事業所においてオンサイトPPA*の導入を検討しており、太陽光発電設備からの発電電力は全量を自社で利用することを予定しています。また、再エネ購入による利用拡大も同時に行うことで、2050年のカーボンニュートラル実現を目指します。

*オンサイトPPA(Power Purchase Agreement):発電事業者(PPA事業者)が、需要家の所有する建物の屋根などのスペースの提供を受け、電力を消費する施設と同一敷地内に発電設備を設置、発電した電力を需要家に供給するとともに発電設備の運用・保守を行う仕組み

太陽光設備導入イメージ

Scope3におけるGHG排出量の最小化

グループ内シナジー追求によるGHG排出量の最小化

同種製品の生産集約や、納入先への距離に応じた出荷体制の最適化を通じ、グループ全体での受注・生産・輸送における効率化を図ることでScope3におけるGHG排出量の最小化を目指します。

軽量化・リサイクル材使用促進

製品LCAにおけるGHG排出量の最小化

アルテミラグループでは、主にアルミ缶、アルミボトルの軽量化とリサイクル材の利用拡大を通じ、製品LCAにおけるGHG排出量の最小化に貢献します。

※ Life Cycle Assessment:ある製品・サービスのライフサイクル全体(資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル)又はその特定段階における環境負荷を定量的に評価する手法

軽量化

アルミ缶、アルミボトルの軽量化を進め、原材料の使用量を減らすことで製品LCAにおけるGHG排出量の最小化に貢献します。

軽量化による重量削減目標

サイズ 2022年 2030年
アルミ缶 350ml缶 6%削減 22%削減
アルミボトル 410B 7%削減 17%削減

※基準年:2013年

リサイクル材の拡大

アルミ缶、アルミボトルの製造では、GHG排出量の多い新地金から、GHG排出量の少ないリサイクル材の活用を積極的に進めてきました。今後も更なるリサイクル材の利用を推進し、使用用途拡大に関する技術革新を通じて、製品LCAにおけるScope3のGHG排出量の最小化に取り組みます。

オールリサイクル材の採用例

リサイクル全般に関しては、詳しくはこちらをご覧ください